夢見ることをおそれない。
愛することをためらわない。
初めてこの言葉を見たとき、頭の中をカーンと叩かれたような、
そんな衝撃を受けたことを覚えています。
それくらい、ココロに響く言葉でした。
きぃの大好きな・・・というかむしろ尊敬してやまないアーティスト、
Dreams Come Trueのニューアルバム『AND I LOVE YOU』
(http://www.dctgarden.com/ANDILOVEYOU/)
につけられたキャッチコピーです。
愛することを、ためらわない。
それって、実はできそうでいて、案外誰にもできることじゃないのかもしれないと思ったのです。
だって、誰かを愛することって、いいことばかりじゃない。
傷ついたり躓いたり、悔しかったり苦しかったり、
愛する人を突然失うことだってある。
そんなことを繰り返していたら、ためらわずに人を愛するなんて
なかなかできなくなっていってしまうこともある。
それでも。
長い長い歴史の中で、人は誰かを愛するということをやめずにいるんですよね。
このタイトルの「AND」という言葉には、
『苦しいことも、楽しいことも、いろいろなことがあるけど、
でも私はあなたを愛しています』
という、大きな大きなメッセージが込められているんですよね・・・。
なんか、ちょっと素敵なプロポーズのようだと今思いました(笑)
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「遅くなるよ」の電話は もう来ないけれど
長い旅にでも出たと 思っています
何日も会えないことも 多かったから
わたしたちはきっと ね、大丈夫だよね
これまでは ふたりで乗り越えたいろんなこと
たとえばまさに「今」みたいなことを
これからはひとりで乗り越えていかなきゃ
それがほんとはいちばん 心細い
この歌を人前で歌うことは ないだろうけど
私情をみんなに聞かせて 申し訳ないけど
いつかあなたのところへ わたしが行く時
しわしわでもぜったいに すぐ見つけてよ
ありがとうって言えるまで どこかで見ててね
ありがとうって言ってるから どこかで見ててね
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アルバムタイトルにもなっているこの曲は、
吉田美和が最愛の人を亡くした「今」を歌った、亡き夫に捧げる歌なのですが。
きぃはまだこれから結婚するから、夫婦と言う感覚はまだわからないけれど、
「愛する大切なひとがいる」という立場は同じ。
結婚が決まってからというもの、自分に置き換えて考えることが多くなりました。
この詞を見ただけで、切なくて切なくて、泣けてきてしまいました。
今日と同じように明日がやってくる保証なんて、本当はどこにもなくって。
愛する人が明日も隣にいてくれる保証も、本当はどこにもない。
結婚したり、長く一緒にいると当たり前になってしまうことっていっぱいあるけれど、
本当はそのどれもが決して当たり前なんかじゃないんだってこと。
忘れちゃいけないって強く思うのです。
人を愛するっていうことは、本当に深い。
今伝えられることを精一杯。
大切なひとへの、大切な気持ち。
もっと大事にしよう。
しわしわでも絶対に、すぐに見つけてもらえるように。